全国の書店にて現在販売中、
新建築 9月号、住宅特集/海の家 山の家 にて
今帰仁石蕗を全8頁に渡り掲載頂いております。

こうして掲載頂きます折、中身のコラムと言いますか、
ぜひ皆様にも読んで頂きたいと思う内容を、当宿の設計士、建築家 山口博之さんと話しを重ね、掲載誌毎に焦点を変え、寄贈文を添えて頂いております。

今回の焦点は、石蕗の森が在るこの地について。これまでこれ程まで深くを書いて頂いたことは無かったのですが、読んで頂けると、何故4つの棟にわけたのか。何故露天風呂からの景色を、森とその法面にしたのか、壺に活ける植物は何故この地で採取しているのか。そして、深山エリアを残した意義は。掲載誌を通し、少しでも感じて頂けると幸いです。

さて、今夜は満月の月の出を愛でさせて頂きましたが、ひと月の暦の中で再び巡って来る満月をブルームーンと呼ぶそうですね。

そんな特別な満月の夜、
沖縄は三日間に及ぶ旧盆の最終日。今夜はウークイと呼ばれ、ご先祖様を御見送りされる晩として、村のあちらこちらで日付が変わる時刻まで満月の下、エイサーを舞うそうです。その音楽が石蕗の森にも夜風に乗って届いておりますが、その音楽に合わせるかのように、今、私の目の前でお尻を緑色に灯しながら蛍がゆらゆら泳いでくれる姿は、不思議なくらい 穏やかな季節の風情を感じさせてくれています。

最後になりましたが、掲載にあたりハーベストハイ岩村浩生さんが、素敵なパステル画を寄贈くださいました。台風6号被災時、心配し駆けつけてくださりましたこと、深く感謝いたします。ありがとうございました。

写真は哩来 @r_iku130
17歳の彼目線で思いのまま撮ってくれました。ありがとうリク。

今帰仁 石蕗